障がい者と健常者の壁を取り払おう!みんなで一緒に楽しむ”たまみずきスプリングフェスティバル”(3月4日開催)とは
わたしたち『たまみずき』は東京都練馬区を拠点として、2009年から障害福祉サービスを行っている法人です。主に障がいを持った子供たちの放課後の居場所、放課後等デイサービスを中心に様々な障害福祉の事業を行っています。
さかのぼること4年前・・・
「たまみずき3周年のコンサートとかやったら楽しいよね~」「職員もバンド組んで演奏して」「みんなが騒いでも大丈夫、一緒に楽しめるものが良いよね」との思いつきから始まった企画。時期はちょうどクリスマス。よし!クリスマスコンサートだ!
そんな準備の中、たまたま職員の知り合いだった「オーライブラス」のトロンボーン奏者
小池隼人さん。
「子供たちが楽しめることなら協力します!」と管楽器4人によるクリスマスソングの生演奏を披露してくれました。小さなスタジオで、ド素人の寄せ集め職員バンドと、プロの素晴らしい演奏の奇妙なコラボ。それが第一回の「たまみずきコンサート」でした。
騒いじゃっても大丈夫!みんなで楽しもう!
初めてのコンサートの様子
自閉症や発達障害といわれる子供たち。じっとしているのが苦手だったり、大きな音が嫌いな子もいます。
「子供が騒いだらどうしよう」「席を立ってしまったら・・・」。。。障がいを持った子のご家族はそんな心配から、コンサートなどに行く機会もあまりありません。
だったら・・・騒いでも良いし、席を立っても、ステージに上がっても大丈夫なものにすれば良いじゃない!
コンサート当日、本物の管楽器の大きな音に耳を塞ぎながらも笑顔で聴いている(観ている?)子や、ステージの上に上がって一緒に大きな声で歌う子、会場の外に出るけれどこっそりドアの隙間からのぞいている子など、一人一人の楽しみ方で音を感じていました。
それから4年。素人の職員バンドは早々に解散しましたが、小池隼人さんをはじめとする「オーライブラス」のメンバーは、毎年クリスマスに素晴らしい演奏を披露して下さっています。そして、聴きに来る子供たち、そのご家族は毎年増えて、今や小さなスタジオには入りきれないくらいになりました。
もっと大きな会場で、もっといろんな人たちと、もっといろんな音楽・芸術を楽しみたい、
そしてそれが、障がいを持った子供たちとその家族、そこで暮らす地域の人たちを結びつけることができたら、、、そんな思いからこのプロジェクトは始まりました。
観にいきたい!聴きにいきたい!と思えるものを。。。
障がいを持った人たちが通う施設が主催しているコンサートだから、観にいってあげようか・・・
「障がいを持った子の頑張る姿に勇気をもらいました」とか「笑顔に癒されました」などという感想を求めてはいません。
このフェスティバルに出演してくださるのは、多岐にわたりご活躍されているクリエイターやアーティストの方々です。
映画「あまのがわ」プロモーションとシネマアクティブラーニング
映画「あまのがわ」制作を制作されたお二人による、映画のプロモーション対談を第一部に行います。“二人の異能の天才が運命のコラボレーション!”(コスモボックス株式会社プロジェクト広告より引用)お二人揃ってのご出演は、まさに奇跡です!
分身ロボット開発の経緯、それを題材にした映画を制作することになった経緯、、、
お二人が出会い、その思いが映画という形になっていく様子をじっくりとお聞き下さい。
【映画「あまのがわ」とは】
― 心を無くした彼女は、身体を無くした彼と、旅に出る ―
いじめられて自分自身を見失ってしまった女子高生の史織。
自分自身を見失ってしまった彼女が遭遇したのは分身ロボットのOriHime。
彼女はOriHimeを全自動で動くAIロボットと思い込み、OriHimeと会話をし始める。
OriHimeの薦めで、大好きだった祖母が口にしていた屋久島へとOriHimeと共に旅立つこととなる。
人との接し方に悩み、対人関係に怯える史織は大自然に触れながら、少しずつ開放的な気持ちを取り戻していくも、OriHimeが遠隔操作された、分身ロボットであることに気づき、愕然とする史織。
様々な葛藤を乗り越えて、彼女は自分自身の抱えている壁を乗り越えるべく、祖母が話してくれた縄文杉に向かうこととなる。
果たして史織は困難を乗り越えて、縄文杉にたどり着くことはできるのであろうか。
【映画監督 古新舜(こにい しゅん)】
大学時代は応用物理を専攻し、卒業後大手予備校最年少講師として、物理講師を10年間勤める。
のべ100万アクセスを越えるインターネットサイト「ネチケットってな〜に!?」を手がけ、テレビ、雑誌などメディアに多数取材を受ける。
23歳から映画の業界に入り、埼玉県川口市SKIP CITYにてハイビジョンの映画制作手法を先駆的に習得する。
早稲田大学大学院に進学し、篠田正浩・安藤紘平研究室の1期生としてデジタルシネマと地域映画を研究。
初監督した短編映画「サクラ、アンブレラ」がTSSショートムービーフェスティバルIV「グランプリ」、「おくりびと」の脚本家・小山薫堂氏が審査員を務める山形国際ムービーフェスティバル2008「準グランプリ(部門最高賞)」と「船越英一郎賞(最優秀俳優賞)」 W受賞の他、多数の映画祭で受賞される。
子供や一般の方に判りやすく映画の作り方を伝えて、コミュニケーション力を育む体験型ワークショップの講師やファシリテーターの活動を行っている。
専門職大学院・デジタルハリウッド大学大学院を卒業し、DCM修士を取得。
コスモボックス株式会社の代表を務め、犬猫の捨てられる命ゼロをテーマに掲げた初の長編映画「ノー・ヴォイス」を劇場公開させる。
【オリィ研究所所長 吉藤健太朗(よしふじ けんたろう】
高専にて人工知能を研究した後、早稲田大学にて2009年から孤独解消を目的とした分身ロボットの研究開発を独自のアプローチで取り組み、自分の研究室を立ち上げ、2012年株式会社オリィ研究所を設立、代表取締役所長。青年版国民栄誉賞「人間力大賞」、スタンフォード大学E-bootCamp日本代表、ほか AERA「日本を突破する100人」、フォーブス誌が選ぶアジアを代表する青年30人「30 Under 30 2016 ASIA」などに選ばれる。
音を楽しもう!音とつながろう!
そして第二部
こちらは、プロ・アマによる素晴らしい演奏をお届けします。
【小池隼人とオーライブラス】
2012年 POPS、ROCK、JAZZ、SKA、REGGAE、FUNK、CLASSIC、BIG BANDなど様々なシーンで活躍する管楽器プレイヤー達が管楽器シーンを盛り上げるべくセッションを開始!強力なバックバンドメンバーと共に耳の肥えた音楽好きから幼稚園の子供まで、老若男女すべての世代を管楽器が鳴り響く「ライブ」な世界へいざなうべく活動中!!また、幅広い経験を生かし様々なアーチストのレコーディング、ライブサポート、そしてレッスンなどにも力を入れている。
【じょうろくらぶ】
『Pieces of love concert 町の身近な場所に、生活の中にたくさんの歌を』1995年~東京都調布市近郊に住むミュージシャンを中心に「地元に根付いて、なんでもやれちゃうバンドをつくろう!」という思いで、<奈良 Ganta 徳彦>や<にしむらなおと>を筆頭に結成。調布市からの依頼で、さまざまなコンサートやドラム教室を開催。地元のお好み焼き屋さん(旧後楽園ショッピングセンター内『チェリーハウス』)の協力を得て、店内でのライブ・コンサートを始める。関東近郊の高校や障害者施設、老人ホーム、幼稚園、保育園等でコンサートを行う。デイセンターまなびや(調布)での「秋まつりコンサート」は現在も続いている。2002年6月~沖縄石垣島の小学校を巡る出前ライブ・ツアーを決行。最近の主なイベントの中には、2012年『深大寺ほおずき祭り』2013年『調布映画祭』、『スポーツ祭東京/国民体育大会』等、様々。
<奈良 Ganta 徳彦>
1985年よりドラマーとして、さまざまなアーティストのライブやツアーサポート、CDやCMのレコーディングに参加する。
座右の銘『ジタバタしようぜ』
1989年よりヤマハ・ポピュラー・ミュージック・スクール、ドラム科講師に就任しレッスンを開始する。1995年より『じょうろくらぶ』を結成し、同時にシンガーソングライターとして、活動を開始する。2004年よりヤマハ・ポピュラー・ミュージックスクール、ウクレレ科講師に就任し、レッスンを開始する。現在も精力的に音楽活動に励む。
<にしむらなおと>
音楽家・音楽療法士。NPOえほんうた・あそびうた代表理事。 キーボーディストとして中西圭三、永井真理子、石川さゆり、アキラさん等と音楽を奏でる。 子育ての生活から感じたものや絵本を題材に作曲し、ウクレレ&ピアノ弾き語りを行う。 パパ’s絵本プロジェクトメンバー。 子育てソングをiTuneStore、CD等にて発表中。 「おふろばで」「The Greatest Job On Earth」「白石子守歌」等
【せんば太鼓】
せんば太鼓は昭和40年、地域の盆踊り(盆太鼓)から始まり雅白合太鼓(まさゆりだいこ)とし発足致しました。昭和45年日本民族舞踊家の千葉流家元 初代千葉雅章(せんばがしょう)先生から千葉の名称を頂き石神井太鼓保存会 せんば太鼓と改名致しました。
~活動目的・内容~
当会は和太鼓を文化でありスポーツでもあると考え、日本古来の太鼓のリズムをアレンジし関東式斜め台を使用し民衆の喜怒哀楽などを表現しております。和太鼓公演を通じ人々とのふれあいの輪を広げ、数多くの人々に愛され親しまれる太鼓グループに発展するべく努力しております。発足から現在に至るまでに、練馬区・東京都を中心に東京の太鼓「桴の響演」・つくば万博日本太鼓フェスティバルを始めアメリカ、フランス、テレビ出演など国内外を問わず活動をしてきました。 太鼓指導も活動の一つとし、ゆめだいこ(難聴児)たかさと小町太鼓(福島県喜多方市)プレイガールオフィス、石神井東中学校等のチームを指導致しました。青少年育成事業として、
せんば太鼓ジュニア(泉新太鼓クラブ)の指導も行っています。
フェスティバルのプロデューサー
【小池隼人】
19歳の頃、スカバンド加入をきっかけにトロンボーンを始める。全国流通でのCDリリース、日本各地でのライブツアーを数多く経験。 バンド解散後は、メジャー・インディーズ問わず、他ジャンルにわたる様々な音楽シーンでのライブサポート、レコーディング、MVなどに参加。 演奏だけでなくライブ感を大切にした圧巻のライブパフォーマンス、ステージングで唯一無二のトロンボーンプレイヤーとして活躍中。
ASIAN KUNG-FU GENERATION、 いきものがかり、北岡ひろし、後藤正文、SMAP、CN BLUE、宍戸留美、シンリズム、、chay、ポルノグラフィティ、ももいろクローバーZ、矢沢永吉、山崎育三郎etcのライブ、レコーディングに参加。
<隼人さんより応援コメント>
「「音楽は平等だ」という言葉を耳にすることがあり、そのたびに「それは本当かな?」と、 少なからずコンサートなどで人前で演奏する機会がある自分は「少なくとも音楽を聞く場は平等ではない」そう感じていましたそして、櫻井さんと知り合い「たまみずきコンサート」を通じて僕が感じたことは。
「やっぱり今はまだ音楽を聞く現場は平等ではない」という悲しい結論でした。
自閉症や発達障害といわれる子供たちはじっとしているのが苦手でどんどん演奏してきている僕たちのステージに上がってきてしまったり、大きな声を出したりしてしまいます。
これは仕方ないことで、僕は「たまみずきコンサート」を通じて自閉症や発達障害について知識を持ち、彼らと触れ合うことにより理解ができるようになりました。
でもこういったことを知らない一般の方々が集まる「親子コンサート」などではまだまだこの子達を歓迎してくれる人は少ないんじゃないかな、と感じてもいます。
悔しいけれど障がいを持った人と、そうでない人との間にある隔たりを感じてしまいました。
僕はものすごく先の話、理想論なのかもしれないけれど、
「音楽が本当の意味で平等になればいいな」と考えています。
その初めの一歩として、「自閉症や発達障害がどんなものなのかを知ってもらいたい」と思っています。そうすることによって、僕たちの理解が深まり、「そんなこと気にしないで、コンサートに連れておいでよ」って、一般の人たちが思えるようになった時僕の中の「音楽は平等」という言葉が本当になります。
今回は音楽面に限らず、イベント全体の「プロデューサー」という形で携わらせていただきます。
自分の行動で、誰かに何かきっかけを与えられたら、こんな嬉しいことはありません。」
【声優・タレント 宍戸留美(ししど るみ)】
1989年ロッテ主催『ロッテCMアイドルは君だ』4代目グランプリ受賞。約8万5千人の中から選ばれる。 1990年ロッテCMデビュー、CBSソニーより『コズミック・ランデブー』で歌手デビュー。
歌手、声優、イラストレーター、フォトグラファー、役者、と独自のポジション(立ち位置)で自由に才能を発揮し続けている。 音楽活動では『ニューヨーク・タイムズ』が日本のアーティスト10人に選出、 近年はフランス、ドイツからもお呼びがかかってライブを行い、海外でも高い評価を受けている。 2010年5月9日の下北沢でのデビュー20周年記念ライブの模様はUstreamで生中継され、中継時間内の瞬間最大視聴率がなんと「世界一」を記録、翌日のネット上では大ニュースとなった。声優としては「おジャ魔女どれみ』瀬川おんぷ役、現在、NHKのEテレアニメ『はなかっぱ』でヒロインのももかっぱ役で出演中。 公式HP
http://rumi-shishido.com/
<留美さんより応援コメント>
「実際に主催の櫻井さんにお会いし、お話して色んなことに共感しました。 障害をもつ子供たちの無限の可能性をもっと沢山の人達に知ってもらいたい。 私達、表現者に何かお手伝い出来ることがあればと思い、是非、参加させて頂きたいと思いました。 当日は、老若男女、全ての人が楽しく参加できる特別なイベントになればいいなと、私自身、子供たちに触発されてアイデアがどんどん浮かんでおります。是非、応援、よろしくお願いいたします。」
お二人には今回の『たまみずきフェスティバル』企画に様々なアドバイスをいただいています。
次から次へと沸いてくるアイデアを、どのような形にしていくのか。。。。ご期待下さい!
静かに聞いていなくても良いコンサート!
音を楽しむ・・・・それが音楽です。楽しみ方は人それぞれ。遠慮しないで体全体で思いっきり、音をリズムを響きを感じて下さい。そして自分なりの表現で一緒に楽しみましょう・・・・というのが第2部です。
あなたの知っている人はこの中にいましたか?興味のあるものは?
そのアーティストの方のパフォーマンスを楽しんで下さい。
このフェスティバルには、たまみずきを利用している方やそのご家族もたくさんいらっしゃいます。きっと彼らは、音楽やパフォーマンスを、出演者と一緒に思い切り楽しむでしょう。
『たまみずきフェスティバル』開催日時
日時:
平成29年3月4日(土) 10:00~16:30
場所:大泉学園 ゆめりあホール (西武池袋線大泉学園駅 徒歩1分)
〒177-0063 東京都練馬区東大泉1-29-1
<第1部> 映画「あまのがわ」プロモーションとシネマアクティブラーニング
古新舜 × 吉藤健太朗(オリィ研究所)
<第2部> 音楽フェスティバル
小池隼人とオーライブラス
じょうろくらぶ
せんば太鼓
宍戸留美
【お申込・お問合せ】
177-0041 東京都練馬区石神井町7-32-7
放課後等デイサービスたまみずき内
3月4日たまみずきスプリングフェスティバル事務局
1部 大人1人500円(中学生以上)小人1人300円(小学生)
2部 大人1人500円(中学生以上)小人1人300円(小学生)
1部2部ともに未就学児は無料ですが、保護者同席にてお願い致します。また、当日券はご用意しておりません。事前のお申込をお願い致します。
電話 03-5923-7188 ファックス 03-5923-7189
電子メール info@tamamizuki.org
お申込時に、1部、2部のご希望をお伝えください。
これからの『たまみずきフェスティバル』
このフェスティバルは、一度限りで終わらせたくはありません。来年も再来年もその先も、ずっと続けていきたいと思っています。
そして、いずれは、利用者さんたちの作品とアーティストさんたちの作品のコラボレーションを企画していきたいです。
きっかけは、好きなアーティストさんだった
たくさんのアーティストの方に出演していただいて、そのファンの人たちにたくさん来てもらって、たまみずきの利用者さんたちと一緒に楽しんで欲しい。
こんな施設もあるんだな・・・こういう子供たちもいるんだな・・・こういう楽しみ方、聴き方もあるんだな・・っていうことをたくさんの人に知って欲しいです。
障がいがあってもなくても、音楽や芸術を楽しむこころは変わりません。飛び跳ねながら楽しむ姿や、誰に遠慮することもなく一緒に歌う姿が、彼らの自然な姿です。
障がいがあってもなくても、地域で一緒に暮らしていくことが、自然な姿です。
障がい者の施設のコンサートだから行ってあげよう・・・ではなく、好きなアーティストさんが出演しているから行ってみよう。。。と思えるものを目指しています。
【支援金のお願い】
個人一口5000円から、法人一口5万円よりお願いいたします。ご希望の方は、電子メール、お電話でお問い合わせ先までご連絡ください。ご寄附をいただいた方の名前を当日のプログラムと、後日作成する当日のDVDのエンドロールに掲載させていただきます。
(1)当日配布のプログラムにお名前を掲載
当日来場された方にお配りするプログラムに、協賛してくださった方としてお名前を掲載いたします。
(2)DVDのエンドロールにお名前をクレジット
制作するDVDのエンドロールにお名前をクレジットいたします。
最後までお読みいただきありがとうございます!
ここまでお読みくださってありがとうございます。
素晴らしいアーティストの方たちのパフォーマンス実現と、そこから広がる、いろんな人たちがいてそれが自然で当たり前の姿になるといいな・・・と思います。
ぜひ、一緒にこのフェスティバルをいろいろな形で楽しんで下さい!